コラム『子どもたちのサバイバル力を育てる取り組み』

日々の想い

こんにちは、アースアズマザー三重 理事長の市川ミナです。

先日の大雨で、都市の道路や地下などが大きく冠水する様子を目にしました。
これまで「将来的に起こるかもしれない」と言われていたことが、いよいよ現実になってきている。そんなふうに感じた方も多かったのではないでしょうか。

気候変動という言葉は、今では「気候危機」と表現されるようになっています。

「すごい雨だったね。今年は異常だね。」
私たちは、そんなふうに話して終わってしまいがちです。

でも、本当にそれだけで済ませていいのでしょうか。
毎年のように「これまでにない大雨」「記録的な暑さ」という言葉を耳にするようになり、少しずつ変化してきたことで、私たち自身がその異常さに慣れてしまっているのかもしれません。

これからさらに気候が変化していくと、多くの研究者が伝えています。

今はまだ、どこか遠い話のように感じていても、いつ自分や家族、友人が同じような災害に遭うかは分かりません。

そして、今の私たちよりも、これからを生きる子どもたちのほうが、より大きな変化に向き合っていくことになるのかもしれません。

もし、災害によって電気や水道、交通など、これまで当たり前のように使ってきたインフラが機能しなくなったら?

そんな時に必要になるのは、便利な暮らしを維持するための知識だけではなく、自分の力で生きるための知恵と力、すなわち自然と共にある暮らし方を身に付ける事ではないでしょうか。

火を起こす。
食べられるものを知る。
水を大切に使う。
身近にあるものを工夫して使う。

昔の人にとっては当たり前だったことが、これからの時代には、改めて大切な力になっていくのかもしれません。

これは、私たちがアースアズマザー三重の活動を始めた頃から大切にしてきたことの一つでもあります。

昔の人たちが持っていた知恵や技術を、まずは自分たちが体得し、次の世代へ。

そのような機会を多く作り、沢山の人々に伝えていくことが、アースアズマザー三重の大切な役割だと考えています。

その想いを実際の活動として形にしていくために、現在準備しているのが「アースキッズアカデミー」です。

アースキッズアカデミーは、小学校3〜6年生を主な対象とした育成型の自然体験プログラムで、自然のものを自らの手で採取して加工し、出来たものを食べたり使ったりすることで、自然の中で生きる力を育むことを目的としています。

今はまだ試験的な段階なので、ご縁のあったご家族に協力していただきながら、プレイベントを開催しています。

4月には、タケノコや野草を自分たちで採り、火を起こして、タケノコごはんと味噌汁、タケノコの丸焼きを作りました。

7月には「流しうどん作り」を実施。
竹やぶから竹を自分たちで切り出し、加工するところからスタート。
手打ちうどんを打ち、火を起こしてうどんを煮て、畑から野菜を収穫して具材を作り、出汁も一から作りました。
さらに竹で台を作り、川の水を使って流しうどんをしました。

配膳や片付けまでも含め、全て子供たちだけの力で行います。

一つひとつの作業を、子どもたちは楽しみながら体験してくれました。

そして、子どもたちは本当に吸収が早い。
最初はできなかったことも、やってみるうちにどんどんできるようになっていきます。
その姿を見ていると、「子どもってすごいな」とこちらが驚かされます。

これから先、私たちを取り巻く環境がどう変わっていくのかは分かりません。
だからこそ、便利なものに頼るだけではなく、自分の手で食べ物をつくること、火を起こすこと、自然を知ること、困った時に自分で考えて行動すること。

そうした力を、楽しみながら身につけていくことが、子どもたちの未来につながっていくのではないかと思っています。

秋、そして冬にも、3つのアースキッズアカデミープレイベントを企画しています。

現在、活動に協力してくださる小学生のお子さまをお持ちのご家族を募集しています。

「ちょっと面白そう」
「子どもにこんな体験をさせてみたい」

そんな気持ちからでも大丈夫です。
これからの時代を生きる子どもたちが、自然の中で楽しみながら、生きる知恵と力を身につけていける場所。
そんな場を、みなさんと一緒につくっていけたらと思っています。

興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

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