私たち Earth as Mother 三重 は、自分たちを生かしてくれている大自然、そして地球に感謝しています。
だからこそ、そんな地球を大切にできる暮らしがしたいと思っています。
しかし、今の世の中を見渡すと、大切な地球が人間の都合によって壊されている現実がたくさんあります。
私たち一人ひとりの存在は小さくても、この状況を何とかできないだろうか。
そんな思いから、私たちの活動は始まっています。
みんなが暮らすこの地球をこれ以上壊さず、豊かな自然とともに生きる暮らしを、まずは自分たち自身が実践したい。
そして、その暮らしを子どもたちの世代へと引き継いでいきたいと考えています。
田舎の里山には、安心・安全な食べ物を自給できる環境があります。
それだけではありません。
衣料や住居、エネルギーに活かせる資源も、身近なところにたくさんあります。
私たちは都会の便利な暮らしにすっかり慣れてしまいました。
特に私はそうだったと思います(笑)。
けれど、もともとご先祖さまたちが長い年月をかけて受け継ぎ、発展させてきた里山には、
自然の恵みを無駄なく活かし、循環させながら暮らす、丁寧でゆっくりとした生活がありました。
今こそ、そんな暮らしをもう一度取り戻し、里山の資源が循環し続ける形で未来に残していきたいと思っています。
私たちはこれまで、お金のため、暮らしのために、学校を卒業してからずっと働き続けてきました。
でも、里山で暮らし始めてみて、お金がそれほどなくても生きていけるという安心が、ここにはあることに気づきました。
自分たちで食べ物を作ることができる。
自然の中で体を動かすことができる。
季節の恵みをいただくことができる。
そんな暮らしは、体にとって安全であるだけでなく、心にも安定をもたらしてくれます。
現代の暮らしの中で失われつつある「健康」と「心の安定」を、
里山の暮らしは取り戻させてくれるのではないかと思うのです。
もちろん、現実にはお金も必要です。
現代社会とのつながりを完全に断って暮らすことも難しいでしょう。
だからこそ、現代の暮らしにも片足を置きながら、知恵と力を持ち寄って、地球を壊さない安心・安全な暮らしをつくっていく。
それが、私たちの考える「半農半就」の暮らしです。
そして、里山にはもう一つ、大切な宝物があります。
それは、昔の暮らしを知っているおじいちゃん、おばあちゃんたちです。
コンロがなければ火を起こすことすらできない私たちにとって、
昔から受け継がれてきた知恵は、生きていくための大切な財産です。
もし大きな災害が起きれば、便利な都会の暮らしはとても脆弱です。
自然とともに生きる術を知らない私たちは、いざというときに生きていくことが難しくなるかもしれません。
だからこそ、昔から受け継がれてきた「自然とともにある暮らし」を、
次の世代へと伝えていくことも、私たちの務めだと思っています。
『お年寄りも、若い人も、子どもたちも』
一方で、里山では限界集落が増え、暮らしの中で困っているおじいちゃん、おばあちゃんたちもいます。
家庭の中に複雑な事情を抱えている方や、近い将来、老人ホームに入ることに不安を感じている方もいます。
そんな不安を解消するためには、家庭という枠を越え、世代を越えて、地域全体で助け合う仕組みが必要なのではないでしょうか。
地域に私たちのような若い仲間を迎え入れ、老若男女が互いに支え合って暮らせる仕組みをつくる。
そうすることで、おじいちゃん、おばあちゃんたちが安心して住み慣れた地域で暮らし続けることができます。
そして、おじいちゃん、おばあちゃんたちをお手伝いする若い世代には、世代を越えた交流が生まれます。
その交流の中で、昔からの暮らしの知恵や技術が自然と受け継がれていきます。
それは、おじいちゃん、おばあちゃんたちにとって、生きがいにもなるのではないでしょうか。
誰かの役に立つこと。自分が持っている知恵や経験を次の世代に伝えること。
それによって、人としての尊厳を保ちながら、生涯現役で暮らしていくことができます。
そして私たち若い世代も、先人から受け継いだものを次の世代へ渡していくという務めを果たすことができます。
『マザリー・アース・プロジェクト』
私たち Earth as Mother三重 では、こうした二つの理想を同時に実現できる地域づくりを提案しています。
一つは、『地球とともにある半農半就の暮らし』。
もう一つは、『みんなで助け合える暮らし』です。
具体的には、こんな地域を思い描いています。
◎みんなで食事をしながら語り合える、協働の食堂をつくります。
誰もが気軽に食べに来られ、仕事から帰ってすぐに温かい食事を食べられる場所があれば、
特にシングルマザーやその子どもたちにとって、大きな助けになると思います。
◎食堂で使うお米や野菜などは、地域のみんなで作ります。
健全な体と精神は、健康な食べ物からつくられると考えているので、農薬や化学肥料を使わない農業を目指します。
◎個室を備えた介護福祉施設をつくり、お年寄りも障がいのある方も、安心して暮らせる場所をつくります。
◎地域の空き家を活用して若い親子に住んでもらい、施設や農地などで働いてもらいます。
地域の子どもたちは「みんなの子ども」として育ち、お年寄りから人生の知恵や道徳を学べる環境をつくります。
◎地域の環境を守り、整える活動にも、みんなで協力して取り組みます。
たとえば、森を間伐してきれいにすることで土砂災害を防ぎ、水資源を守ること。
川を薬品などで汚さないこと。自然を守ることも、地域で暮らす私たちの大切な役割です。
◎そして将来的には、天然素材から衣類をつくったり、地元の木材を使って新しく住む人たちの家をつくったり、
地域の特性を活かしたエネルギーづくりにも挑戦していきたいと考えています。
この「誰にも優しい地域づくり」の構想を、私たちは『マザリー・アース・プロジェクト』と呼んでいます。
まずはこの地域で実践し、一つのモデル地区として形にしていく。
そして、そこで得た経験や知恵を、同じような課題を抱える他の地域にも伝えていく。
それが、私たちの目指していることです。
『大石町という場所』
そして、私たちがこの構想を描く場所として大切にしているのが、三重県松阪市大石町です。
大石には、本当に素敵な魅力があります。
何より、地域のみなさんがとても優しく、温かいこと。
助け合いという言葉をそのまま形にしたような、素敵な地域です。
地域にこども園、小学校、中学校が有るので、
子育ても地域のみなさんと一緒にしていくことができます。
市街地までは車で20分ほどで、仕事も沢山あります。
スーパーやコンビニ、銀行、郵便局、病院などのインフラは5分圏内に揃っています。
便利な場所からそれほど離れていないのに、そこにはまるで別世界のような美しい自然があります。
空気がきれいで、おいしい山の水が飲めます。
食べ物も豊富。ここで暮らしていると、不思議と「何とかなる」という安心感があります。
お茶も農薬を使わずに育てることができ、静岡茶に詳しい人もうなるほどのおいしいお茶ができます。
松阪もめんのある土地柄ということもあり、染物や織物に詳しい人たちも暮らしています。
そして、林業の盛んな地域に位置し、製材所も残っています。
こうして見てみると大石には、私たちが思い描く「地球とともに生きる地域」をつくるための資源が、すでにたくさん存在しています。
私たちは、この地域にある人、自然、文化、知恵、そして暮らしそのものを大切にしながら、
これからの時代に合った新しい地域のあり方を、みんなでつくっていきたいと思っています。
『仲間募集中!』
私たちが思い描いている未来は、私たちだけの力では実現できません。
「こんな暮らしがあったらいいな」
「自然とともに生きる地域をつくってみたい」
「子どもたちに、昔からの知恵や暮らしを伝えていきたい」
「お年寄りも若い人も、みんなで支え合える地域にしたい」
そんな思いに共感してくださる方と、一緒にこの地域の未来をつくっていきたいと思っています。
とはいえ、最初から何か大きなことを一緒に始める必要はありません。
まずは、農事ボランティアに参加してみたり、私たちが開催しているイベントに遊びに来てみたりしてください。
実際に大石の自然に触れ、地域の人たちと交流し、私たちの活動を知っていただく中で、
「ここ、なんかいいな」「もっと関わってみたいな」と感じてもらえたら嬉しいです。
一緒に汗を流したり、ご飯を食べたり、笑ったり、語り合ったり。
そんな小さな出会いの積み重ねから、少しずつ仲間の輪が広がっていけばいいと思っています。
地球とともに生きること。
人と人が支え合って生きること。
そんな未来を、一緒につくっていきませんか?
皆さんとお会いできることを、楽しみにしています。


コメント